刺繍図案を写す道具、2024年現在
刺繍作業で一番苦手な工程が、図案を布地に写す作業です。苦手な作業をどんな道具を使っているのか、書きたいと思います。新しく使いやすい商品が出てくれたら試したいな〜と思いますが、まめにチェックしていないので、もしかしたらもう世の中にはあるかもしれません。
私は図案をプリントアウトしたものを、トレース台でフリクションペンを使って布に書き写しています。
もとは絵の具などでイラストを描いていた時に使っていたのですが、古いものが壊れたので現在のLEDタイプに買い替えました。買った当初は進化に驚きました。
トレース台
私が持っているLEDのトレース台はライトがつく部分がA4サイズくらいのもので、USBのケーブルで電源を取ります。明るさの調節も無段階調光できるので便利です。コンセントが遠ければモバイルバッテリーを使ってます。購入当時1万円弱くらいでしたが、現在の方が大きさの種類も多くもっと低価格のものもあるようです。強い光が苦手なので、調光できるのは助かります。
もっと小さいサイズも販売されているようですが、あまり小さいと段差で布と図案の紙が浮いたりするので写しづらいのではないかと思います。書き写す時に手が台の上にしっかり乗るくらいの大きさだと段差を気にせず作業できます。あと現在売っているものはどれも薄いと思いますが、前に使っていた古いトレース台は5cmほど厚みがあったので薄い方が作業しやすいのを実感しています。現在使っているのは5mm〜7mmくらい。
フリクションペン(熱で消える)
熱で消えるフリクションペンは数種類ありますが、ボールペンタイプ0.7mmとフリクションファインライナーどちらも使います。サインペンみたいなタイプのは太すぎました。でも描きやすさはサインペンタイプが一番でした!図案によってはサインペンタイプでも良いのかも。
色は最低2色は持っていると便利だと思います。間違った線を引いた時、部分的に消せません。熱を当てると周囲の図案も消えてしまいます。以前やってみて失敗しました!なので別の色で正しい線を描きます。熱を使うのは完成してから。。。
どの色がいいかは色々試してはいません。よく使う布地の色などでも違ってくるかもしれません。私は今のところ水色と茶色とピンクが見やすいです。中でも一番使うのは水色。
刺繍を初めて10年経ちましたが、初めの方は水で消えるチャコペンなどを使っていました。フリクションペンにしたのはブローチじゃ無い作品を多く作り始めた頃からです。今のところ過去に作ったものを見ても線が浮き出てきたとか言うことは無いようです。ただ手芸用の商品では無いので、心配な方は専用の道具を使った方が良いと思います。
ピーシングペーパー(アイロンで接着、余分を切り離す)
ピーシングペーパーも持っていて、それはフェルトに刺繍する時などに使っています。アイロンで弱く接着して使います。こちらは水には溶けず、不要な部分を切り離すタイプの道具です。フェルトに刺繍する場合などに使っています。刺繍用ではなくてキルトやアップリケ向けの商品のようです。部分的にアップリケにする時があるので、布パーツをカットするのにも使っています。
スマプリ(水で溶けるシールタイプの透明シート)
スマプリも以前使っていました。黒い布などですとスマプリにホワイトペンで描くと見やすかったです。ちょっと気になるのが針にのり状のベタベタがくっつくのが、神経質な自分にはあまり合わずでした。作業中どうしても気になってしまって。。。
チャコエース、チャコパー(水で消せる)
水で消せるタイプのペンもよく使っていました。ただ日数がかかる図案だと線が薄くなってくるので、作業中何度も上からなぞる必要があります。すぐに完成する小さい刺繍だとこちらが便利だと思います。
写真の一番上の紫ペンの太字の方は、サインペンのようなペン先で描きやすいです。
細い方がお好みの方は、チャコパーがおすすめです。
ソーライン(シャーペン型チャコペン)
チャコペーパーで写すというのが苦手で、薄い色の布地の場合はほとんどトレース台とフリクションペンを使っています。濃い色の布地の場合は、刺繍用のチャコペーパーで写して、薄い部分をシャープペンシルのようなチャコペン(ソーライン)を使って描いています。濃い布にトレース台でホワイトペンを使って写す方法も試しましたが、やり辛かったです。
ひとつの方法で何にでも対応できるわけでは無いので、何に刺繍するかで便利なものを選ぶと良いと思います。今回の記事がその時の参考になると嬉しいです。
キルターズシークレットも買って手元にあるのですが、まだ未使用なので、使ったらこちらに追記するか、新しい記事で書こうと思います。